野菜経営研究班 取り組み(平成30年度) yasai_H30
◆研究の目的◆
私たち野菜経営営研究班では、「人と環境に優しい農業」をプロジェクトのテーマに取り上げ、スクールプロジェクトを実施してきました。プロジェクトの実施にあたって農家の現状について調べてみると、施設園芸農家では、生産性の向上と農産物の安定供給を図るため、「低コスト化」や「高付加価値化」に向けた取り組みが行われていることや、高齢者や女性の農作業における身体の負担軽減を図ることが重要であることが分かりました。そこで、これらの問題点の解決に向け、栽培法の改善プロジェクトがスタートしました。
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1.もみ殻と杉バークの混合培地の調整
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2.培地をバッグに詰め、植穴をカットして定植準備
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3.省力化を目的に肥効調節型肥料を植穴施肥
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4.トマトの苗を植穴に固定して定植
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グラフ1 各試験区において、草丈調査の結果、どの区も順調な生育を示した。
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グラフ2 収穫終了時における茎葉重調査の結果、施肥量の多い区が茎葉ともに重い結果となった。
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グラフ3 総収量については、施肥量の増大に伴い、収量も増える結果となり、中でも20g区が最大となり、肥料の省力化の面からみてバッグ栽培に有望ではないかと思われます。
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5.玉そろいの良いトマトの一段花房の着果状況
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6.着色と玉そろいの良いトマトの収穫状況
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7.終了培地の堆肥化試験
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8.堆肥の発酵温度調査
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9.完成した堆肥の品質調査
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10.プロジェクトに取り組む野菜経営研究班